私が不登校児になった瞬間
それは小学6年の秋
私はいつものように
朝支度をして家を出た
その日は曇りだったが
雨が降りそうだったので
私は傘を取りに家に戻った
そして傘を持って
もう一度家を出ようとしたが
もう一度は無理だった
もう無理…もう頑張れない…
そう思った
母が学校に連絡したらしく
担任がやってきた
先生授業は?と思ったが
担任も私を学校へ連れて行こうと必死だ
〇〇、学校行こう!
と私を引っ張る
私はそれを拒んだ
すると今度は母と二人掛りで
私を引っ張る
私は家の柱にしがみついた
担任と母は何度も私を引っ張る
だけど私も負けない
絶対行かない、行くもんか
そう思った
この瞬間から私は不登校児になったのだ